3ヶ月間はトレーニング方法を変えないで・・・ 

 

いろんなことでプラトー現象という言葉が使われています。努力をすると効果がみえはじめ、はじめのうちは右肩あがりで効果が上がっていく。それが、しばらくすると上昇しなくなり、努力をしても停滞したようになることです。プラトーというのは丘陵という意味で、山登りをしていて坂道をあがっていくと、突然平坦な丘が続いているということを言っている。

プラトー現象はダイエットなどでもよく言われる。はじめ体重減少が続くと、ある時期でそれ以上減らなくなる。これには理屈があって、体重減少を身体が危機と感じ、防衛本能を働かせているからだそうだ。あきらめずにダイエットを続けると、また体重は減少していくらしい。

また学習とか習い事、筋トレ、スポーツなど。すべからく3か月目は伸び悩みが発生すると言われています。 つまり、1か月目、2か月目は順調に推移します。学力、技量、技術、体力、体格などが直線状に上昇していきます。 3か月目もこの状態を期待すると、案に反して推移しない。むしろ、平行線とも言える伸び悩み状態となる

これは、筋トレを例に挙げれば、ある数の肉体細胞がすべて置き換わるのに90日間(3か月間)を要する (同時点で置き換わるのでなく、それぞれ時期がズレます。) からとされています。 1か月目で補強した細胞、2か月目で補強した細胞、3か月目で補強中の細胞が補強後の望ましい細胞にすべて置き換わるのに90日間を要します。

ですから、3か月目の低迷期を過ぎると (それまで蓄積されたものが一気に開花して) 飛躍的に筋トレ効果とか学習効果が発揮されます。ステップアップするわけです。

これがまた、4-6か月目の後の7か月目が低迷期になる、というように延々と続く、とされています。 つまり、学習や習い事、筋トレなど、すべからく一直線で効果が発揮されるのでなく、常に3か月目に低迷期が発生します。

これは、個人にとどまらず、サッカーや野球のような団体競技でも起きます。 チームで練習を積み重ねていても、一人ひとりの中でプラトー現象が発生するため、チーム全体の伸び悩みとなります。スポーツに限らず、仕事とか企業、家庭などの諸事全般にわたって発生します。 学習や習い事、仕事や企業戦略の反映などの「知的活動」も、もとを正せば、個別に細胞が活性化、補強されるとか、神経細胞が繋がるとか、といった細胞レベルでの現象がその基をなしているから、だそうです。

この低迷期は「無駄な期間」とか「対処すべき期間」か? ということになると、基本的にそうでない。 更なる飛躍的なステップアップのための大切な、意味のある(準備)期間、ということになります。

この時期にすべきことは、「そういう時期がある」。「飛躍のための大切な時期」と納得し、それまでどおりの練習や鍛錬を淡々と続けるのが理に適った方法、ということになります。 逆にしてはいけないのは、1か月目、2か月目のごとくの順調な推移が見られないからといって、練習や鍛錬方法をあれこれ大幅に変えること。

土壺に嵌ったり、信念の喪失、方向を見失うなど、マイナス現象のもとです。

鍛錬について言えば、3か月目でそれまでと違った方法をあれこれ試しても、それが良い方法であっても、その効果が発揮されるのはその3か月後となります。 最初のプラトー現象で右往左往しているようでは、当然その後の3か月間持続した方法で鍛錬することもできなくなってきます。

どの方法を試しても効果が見られない、という。 折角良い方法を行っても、辛抱が足らないばかりに、「この方法も駄目。あの方法も駄目」の、駄目駄目状態に陥っていきます。土壺に嵌っているわけです。(1 か月目、2か月目に見られたような思いどおりの結果が得られない、ということで。) 1か月目と2か月目で行って効果が無かった方法を排除して鍛錬方法を錬磨、改善していくべきときにこの問題抽出、排除もしていない状態になると、結局、「3 か月間試したけど駄目だった。」の典型的パターンに陥ります。

一つことに人間の興味が持続するのも3か月間、90日間とされています。脳細胞の精妙な補強、置き換わりに必要な90日間がその根底にあります。

3か月目の低迷期をあらかじめ考慮に入れておいて、新たな観点とか工夫で興味を補強、持続していかないと上記のような駄目駄目状態に陥ります。 繰り返しになりますが、3か月目は目立った効果が認められないが、確実に進歩向上している大切な時期と観念して、それまでと大幅に異なる方法へ方向転換したりしないのが得策といえます。

逆に、新たな方法で鍛錬するなら、その結果を本当に判断できるのは3か月後、ということをあらかじめ知っておくことが必要です。

基本的に同じことに少なくとも3か月間は興味を持続させることが必要、ということになります。 この3か月間を敷衍したのが俗に言う「石の上にも3年」ということになります。 90日間で逆算していくとぴったり計算が合います。昔のひとの知恵ですね。

「石の上にも3年」と観念し、あわせて3か月間を単位にして鍛錬や工夫を積み重ねていけば、その都度プラトー現象後の飛躍的ステップアップが待っている、というプラスの面が見えてきます。

こう考えれば、3か月目の低迷期(低成長期?)で思い悩むことなく、効果的に、楽しく鍛錬を愉しみ、結果を出していける。と、愚考する次第です。

プラトー現象については当サイトのメンバーさんからいただいたものです。

ありがとうございました。

プラトー現象・・・わたしにとってプラトー現象とは「あきらめずに…」ということ。